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社会医療法人 輝城会 沼田クリニック
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TEL. 0278-22-1188

〒378-0014 群馬県沼田市栄町61番地3

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症状別 頭痛について

受診をお勧めする診療科

  • 脳神経外科
  • 神経内科
  • 耳鼻咽喉科
  • 整形外科

慢性の頭痛

 鎮痛剤で痛みをコントロールできていれば、早急に医療機関を受診する必要性は低いです。

 ですが「頭痛がある」ということは、何かしらの病気の兆候である可能性が考えられるので、頭部の検査を受けられることをお勧めします。
緊張性頭痛
 パソコン作業やスマートフォン操作からくる眼精疲労や肩こりなどにより、「緊張性頭痛」を経験されている方は多くいらっしゃると思います。

 通常大きな病気の元になることはありませんが、鎮痛剤を大量・長期間服用することによる「薬物乱用頭痛」には注意が必要です。

 適度なストレッチや、ストレス発散等、こまめに休息をとって予防を行うことが大切です。

片頭痛(偏頭痛)
 日本頭痛学会慢性頭痛の治療ガイドライン2013によりますと、片頭痛が単独で脳血管障害の有意な危険因子と成か否かはさらなる研究の蓄積が必要と締めくくられていますが、若年層における片頭痛持ちの方はない方と比べて、虚血性脳卒中のリスクが2倍程度高いとあります。

群発性頭痛
 ある期間に集中して起こる非常に耐えがたい頭痛です。別名「自殺頭痛」とも呼ばれ、それほど耐えがたい痛みです。

 群発性頭痛には予防薬がありますので、良く担当医師と相談されるのが良いでしょう。

 速効性の「スマトリプタン在宅自己注射薬」があります。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
 「副鼻腔」と呼ばれる鼻の奥の方にあるところへ炎症が起こると「副鼻腔炎」になります。

 副鼻腔は4つの空間で構成されており、それらを繋ぐ管は細く何かしらの原因で詰まってしまうと、粘液が正常に排出できず慢性副鼻腔炎・蓄膿症と呼ばれる状態になります。

 においが分からない、常に鼻づまりがある、頭痛・頭重感・倦怠感等の自覚症状が現れてきます。

 鼻水、鼻づまりなどの症状がなく、頭痛のため病院で検査をしたら、実は「慢性副鼻腔炎」だったということもあります。

低髄液圧症候群・脳脊髄液減少症
 頭部外傷後や、突然発症する場合があります。

 具体的な自覚症状は、低髄液圧症候群・脳脊髄液減少症のページをご覧下さい。

 多種多様な症状があるため、患者さん本人も「疲れているのかな」などと見逃してしまうこともあるようです。

脳腫瘍
 数週間から数ヶ月、なかには数年かけて徐々に頭痛が強くなってきます。

 腫瘍が徐々に大きくなり、正常な脳の圧迫される部位により様々な症状が現れます。

 頭痛・頭重感、麻痺・痺れ、視力・視野障害、嘔吐・嘔気、聴力障害、けいれん発作などがあります。

てんかん
 意識消失のない、頭痛のみのてんかん発作があります。

 てんかん性頭痛と呼ばれており、片頭痛と紛らわしい反復する頭痛です。

睡眠時無呼吸症候群
 朝起きたときに、頭痛がする、熟睡感がない等ある場合は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。

 当院では、携帯型の簡易検査とC-PAP治療を行っております。

 ご心配な方は、是非ご相談下さい。

突発性の頭痛

 突然起こった頭痛は、緊急に医療機関を受診してください。

頭部外傷ありの場合

 転倒し頭部をぶつけた、スポーツで頭を強くぶつけた、交通外傷などの頭部外傷後から頭痛が続く場合は、「脳振盪」「硬膜下血腫」「硬膜外血腫」「脳挫傷」「脳ヘルニア」などが疑われます。

 出血や皮下出血(あざ)、皮下血腫(たんこぶ)などの目立つ外傷がなくても、頭部を強くぶつけた場合は、障害の有無にかかわらず、「脳神経外科」を標榜している医療機関へ受診し、CT・MRIなどの検査を受けられることを強くお勧めします。

 受傷直後・当日は問題なくても、数時間後〜翌日以降、一ヶ月〜数ヶ月以降に症状が出現することもあります。

 特に高齢者においては、頭部外傷直後は問題なくても、一ヶ月〜数ヶ月後に頭痛や手足が動かしにくいなどの症状が出現することがあります。このような場合は必ず検査を受けて下さい。「遅発性脳出血」「慢性硬膜下血腫」を発症している可能性があります。

 他にも、「外傷性頚部症候群」があります。いわゆる「頚部のむち打ち症、捻挫症」です。この場合は「整形外科」の分野となります。

 また高齢者でなくとも、頭部外傷後は少なくとも半年程度は経過を見た方が良いでしょう。

明らかな外傷のない場合

 何の前兆もなく、突然発生する頭痛は注意が必要です。脳の血管が破けて出血する「くも膜下出血」と「脳内出血」、「動脈解離」があります。

 致命的となる疾患のため、救急要請しすぐに医療機関を受診して下さい。
くも膜下出血
 厚生労働省の「平成27年人口動態統計(確定数)」によると、平成27年の一年間に脳血管疾患で亡くなった方は、11万1,973人で全死亡総数の8.7%を占め、死亡原因の4番目となっています。またそのうち「くも膜下出血」で亡くなった方は、1万2,476人です。

 くも膜下出血は、非常に強い頭痛を伴うことが多く、突然発症します。予後は悪く、最初の出血で30%の方が亡くなり、例え救命できたとしても後遺症を残すことが多く、麻痺などが残らずに完全に治癒する確率は低くなっています。

 ごく少量の出血の場合は、前兆と呼ばれる症状を伴うことがあります。
 数日間血圧が高めで続いている、数日間持続する頭痛・めまい・吐き気や嘔吐、けいれんなどがあります。

 多く出血した場合は、激しい頭痛を訴え、意識を失ってしまうことがあります。


脳内出血
 脳内の血管が破けて脳内に出血してしまう病気です。上記の「くも膜下出血」は脳の外側ですので、区別されます。

 自覚症状は頭痛の他に、出血した部位に依存しますが、意識障害、感覚障害、片麻痺、吐き気・嘔気、眼の症状(片目がみえない、無意識に眼が右又は左へ向いてしまう)などがあります。

 また、出血量に比例して予後や後遺症は悪くなります。

 以下のように、出血した部位によりさらに分類されます。
  • 被殼出血
  • 視床出血
  • 皮質下出血
  • 小脳出血
  • 脳幹出血

動脈解離
 動脈は、三層の弾力性のある繊維によって構成されています。その動脈の内側に傷ができ、元通りに再生・治癒ができずに、層の間に血液が溜まってしまうことがあります。

 これが「解離」と呼ばれる状態です。お菓子の「バームクーヘン」の様な、皮が剥がれてしまう状態を想像して下さい。

 一度解離が起こると自然治癒することは難しく、その部位は脆く出血しやすく、くも膜下出血や脳梗塞の原因になります。

 自覚症状として、解離した血管の痛みや血管拡張による周囲の組織を圧迫して起こる痛みがあります。

 頭に近い血管であれば頭痛、頸動脈に起これば頚部痛、心臓に近い部分であれば胸部痛、お腹の血管は腹痛などです。